教育費も貯めなきゃ。
老後資金も考えなきゃ。
NISAも始めたほうがいい気がする。
そんなことは分かっているけれど、今の生活だって余裕があるわけじゃない。
子どもの進学は待ってくれないし、老後はまだ先に見える。
だから、ついこう思ってしまいませんか?
「老後資金は、教育費が落ち着いてからでいいかな」
世間では「老後2,000万円」という言葉が繰り返し話題になります。
でも、2,000万円という大きな数字だけを見せられても、
なんだかずっと不安ですよね🥺
私はつみたて投資を始めたのが40歳でした。
それまでは、投資が怖かったんです。
「元本割れしたらどうしよう」
「大切なお金が減ったらどうしよう」
「もう少し勉強してから始めよう」
そう思って、ずっと後回しにしていました。
でも今は、老後資金のシミュレーションを見るたびに思います。
もっと早く始めればよかった。
教育費も大切。今の暮らしも大切。
それでも老後資金は、月3,000円や5,000円でもいいから、同時に始めてほしい。
今日は、私がそう思う5つの理由をまとめます。
1.「老後2,000万円」は全員の答えではない
まず知っておきたいのは、
全員が一律に2,000万円必要なわけではないということです。
必要な老後資金は、ざっくり次の式で考えます。
(毎月の生活費-毎月受け取れる年金)×12か月×不足する年数+大きな臨時支出
たとえば、老後の生活費が月25万円で、
年金などの収入が月20万円なら、毎月の不足は5万円です。
この状態が25年間続くと仮定すると、
5万円×12か月×25年=1,500万円
ここに住宅の修繕、車の買い替え、
医療や介護、旅行や趣味などを加えます。
反対に、毎月の年金やその他の収入で生活費をまかなえる家庭なら、必要額は変わります。
大切なのは、世間の2,000万円という数字をそのまま自分の家計に当てはめないこと。
まずは「わが家では毎月いくら足りなくなりそうか」を知ることです。
将来の年金額は、厚生労働省の「公的年金シミュレーター」や日本年金機構の「ねんきんネット」で確認できます。
2.教育費と老後資金には、大きな違いがある
子どもが希望する進路を、できる限り応援したい。
親なら、そう思いますよね。私も同じです。
ただ、教育費と老後資金には大きな違いがあります。
教育費には、
給付型・貸与型の奨学金、授業料の減免制度、
国や民間の教育ローンなど、
足りなかった場合に検討できる制度があります。
もちろん、安易に借りることをすすめたいわけではありません。
子どもに大きな負担を背負わせないためにも、
教育費は計画的に準備したいです。
一方、老後の生活費が足りなくなったときに、
誰でも気軽に利用できる一般的な「老後ローン」はありません。
老後資金が不足したら、
- 生活水準を下げる
- 働く期間を延ばす
- 住まいを見直す
- 家族に頼る
- 資産を取り崩す
といった対応が必要になります。
それが70代、80代だった場合、
若い頃と同じように収入を増やして取り返すのは難しくなります。
だから私は、教育費だけに全振りして、
老後資金をゼロにするのは避けたいと思っています。
3.老後資金は「金額」だけでなく「時間」が大事
老後資金づくりで重要なのは、毎月いくら投資できるかだけではありません。
何年間、運用を続けられるかです。
金融庁も資産形成の基本として「長期・積立・分散」を挙げています。
長く続けることで、運用で得た利益をさらに運用する
複利の効果を活用しやすくなるからです。
正直に言うと、老後資金づくりには
「いかに早く始めるか」がかなり大きく影響します。
仮に、65歳までに2,000万円を準備するとします。
一定の年5%で積立運用できたと仮定した場合、
必要な毎月の積立額は次のとおりです。
- 35歳から30年間:月24,031円
- 40歳から25年間:月33,585円
- 45歳から20年間:月48,658円
35歳と45歳では、必要な毎月の積立額に約2倍の差が生まれます。
もちろん、毎年5%で増え続ける保証はありません。
相場によって資産が減る時期もあり、
実際には手数料なども考慮する必要があります。
それでも、始める時期が遅くなるほど運用期間が短くなり、
毎月必要な積立額が大きくなりやすいことは分かります。
時間は、お金持ちだけが使えるものではありません。
投資額が少なくても、早く始めた人が使える資産なんです。
4.私は40歳まで「怖い」を理由に後回しにした
私は40歳でインデックス投資を始めました。
それまでは、投資をしないほうが安全だと思っていました。
でも今振り返ると、「分からないから始めない」
という選択をしている間にも、
老後までの残り時間は短くなっていたんですよね。
あとから積立額を増やすことはできます。
でも、過ぎた10年を買い戻すことはできません。
シミュレーションを見るたびに、
「月1万円でも、もっと早く始めておけばよかった」と思います。
最初から大きな金額を投資する必要はありませんでした。
少額で始めて、値動きに慣れながら学んでいけばよかった。
「よく分からないから始めない」ではなく、
「よく分からないから、少額で始めながら学ぶ」という選択肢もあったんです。
5.教育費と老後資金は「順番」ではなく「仕分け」する
「教育費を貯めながら、老後資金まで準備する余裕なんてない」
そう思う人も多いはずです。
大切なのは、最初から完璧な金額を積み立てることではありません。
まず、お金を使う時期で仕分けします。
近いうちに使うお金
- 毎月の生活費
- 生活防衛資金
- 数年以内に使う教育費
預貯金など、安全性と使いやすさを重視します。
10年以上先に使うお金
- 老後資金
- 当面使う予定のない余剰資金
家計とリスク許容度に合わせて、長期・積立・分散投資を検討します。
教育費を全部投資に回すのも不安ですし、
老後資金をすべて預金だけで準備することが、全家庭の正解とも限りません。
「教育費か、老後資金か」と二者択一にするのではなく、
使う時期で置き場所を分ける。
今日やるなら、まず老後用のお金を少額でも別枠にしてみてください。
月3,000円でも、5,000円でも大丈夫。
家計を整えながら、一緒に少しずつ育てていきましょう☺️
老後資金は、未来の自分と家族を守るお金
老後資金は、不安を煽るために貯めるものではありません。
子どもに過度な負担をかけず、
自分たちの人生を自分たちで選べるようにするためのお金です。
教育費も大切。
今の暮らしも大切。
老後の自分も大切。
どれかひとつを犠牲にするのではなく、少しずつ並行して準備する。
投資を始めるのが遅かった私だからこそ、
「もっと勉強してから」「余裕ができてから」
「教育費が終わってから」と先延ばしにしてほしくありません。
まずは、わが家の年金見込額を確認する。
あるいは、月3,000円だけ老後用に分ける。
今日はそこからで大丈夫です🌿
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まずは、自分の老後にいくら必要なのか。
今から何を始めればいいのか。
知るところからで大丈夫です。





